ADHDをもつ方は他の人と比べると苦手分野があります。アルバイトする際には、ADHDの症状が原因で長続きしないと悩んでいる方も多いでしょう。
そこでADHDを持つ方におすすめのアルバイトを症状別に紹介します。逆に、ADHDの方には向いていないバイトも解説しているのでご確認ください。
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ADHDはタイプによって特性が異なる
ADHDのタイプは大きく分けると以下の2つに分けられます。
- 多動性・衝動性型
- 不注意型
タイプによって症状の特徴が異なり、ADHDでもできるアルバイトも変わります。自分のADHDがどちらに当たるのか、以下で紹介する特徴を確認してみてください。
多動性・衝動性型の特徴
多動性・衝動性型の特徴は以下の通りです。
- じっとしていられずそわそわしてしまう
- 静かに遊べない
- 余計なことまで話してしまう
- 衝動的に行動してしまう
- ちょっとしたことでもイライラする
多動性・衝動性の方は、自分を抑えられないことが大きな特徴です。場合によっては「大人なのに我慢できないのか」と非難されることもあるでしょう。
しかし、多動性・衝動性の特徴は裏を返すと、行動力があるとも言えます。例えば、衝動的に行動してしまうケースを見てみましょう。
おそらく多動性・衝動性の特徴がない大部分の人は、行動する前にいろいろと考えてしまいます。考えすぎるあまり、行動に移せない方も多いです。
一方で多動性・衝動性の場合は、考える前に行動する力があります。行動力が求められる仕事では強みを生かせるでしょう。
不注意型の特徴
不注意型の特徴はこちらです。
- 集中力が持たない
- 重要な用事でも期限を破ってしまう
- 物事を順序立てて行えない
- 気が散りやすい
- よく忘れ物をする
- 大切なものをなくしやすい
不注意型のADHDは文字通り、注意力が散漫で管理業務を苦手とする傾向にあります。ちなみに、大人のADHDは、不注意型に当たることが多いです。
不注意型はちょっとしたミスが目立ち、理解のない人からすると「仕事ができない人」と思われてしまいます。
不注意が発生する原因は、頭にいろいろなことが思い付いて集中できないからです。つまり、発想力が豊かで企画力に優れていると言い換えられます。独創的な仕事であれば強みを生かしやすいです。
もしくはあまり考えずに済む仕事であれば、他の人と同様のクオリティで働けます。単純作業であれば、気がまぎれても大きな失敗にはつながりません。
【多動性・衝動性型】ADHDでもできるアルバイト
以下のアルバイトであれば多動性・衝動性型のADHDをもつ方でもできるでしょう。
- 外回りの営業職
- ホスト
- 自分が興味のあるアルバイト
では、この3つの仕事が多動性・衝動性型のADHDを持つ人でもできるのか解説していきます。
外回りの営業職
社交性のあるADHDの場合は、外回りの営業に適性があります。営業の中でも、訪問販売やルートセールスなどの飛び込み型の営業は最適です。
飛び込み営業といえば、企業や個人宅に対してアポイントメントを取らずに訪れなければいけません。事前の約束や関係性なしに飛び込むのは、相当な行動力が求められます。仮に相手から嫌な顔をされても、何がいけなかったのか分析する力も必要です。
多動性・衝動性のADHDは行動力に優れている傾向があります。次から次へと営業先を回ることに苦痛を感じない人もいるでしょう。営業先をたくさん回れば、それだけ高い成約率も期待できます。
ホスト
ホストは人と話すことが仕事です。多動性・衝動性のADHDをもつ方の中には、人と話すことが苦痛にならない人もいます。ホストの仕事内容にマッチしているので、順調に進めば大きく稼げるでしょう。
ホストクラブの中には、週に1回から働ける職場もあります。話術に自信がある方は思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分が興味のあるアルバイト
多動性・衝動性のADHDをもつ方は、自分独自のルールを持っていることが多いです。興味がないにもかかわらず業務に縛りがあると、どうしても苦痛に感じてしまいます。
逆に、興味のある分野では集中力を維持して働けるでしょう。そのうえ、独自の創造力や発想力を用いて、仕事に貢献できる可能性もあります。
仕事探しにおいて、興味のある分野を選ぶことはどんな人にも言えます。しかし、中でも多動性・衝動性のADHDにおいては特に大切な要素です。
【不注意型】ADHDでもできるアルバイト
不注意型のADHDを持つ人には、以下のアルバイトがおすすめです。
- 配達員
- 清掃業
- 軽作業の工場
- スーパーの裏方業務
- 施設警備員
続いて、不注意型のADHDを持つ人が上記のアルバイトならできる理由を紹介していきます。
配達員
以下の配達員は人との交流が最小限で済むので、ADHDの方でもできます。
- Uber Eats(ウーバーイーツ)
- 新聞配達
中でもUber EatsはADHDの方に向いた職業です。Uber Eatsは自由なシフトで働けます。調子の悪い日は仕事を辞めたり、少し時間ができた時に働いたりすることも可能です。
そのうえ、報酬は完全出来高制を採用しています、働くほどに稼げるので、モチベーションアップにつながります。
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清掃業
清掃のアルバイトは基本的に黙々とできる仕事です。上司とのコミュニケーションは発生しますが、上司との会話以外は人と接することなく作業に没頭できます。
また、清掃業は部屋がきれいになるという明確な成果が見えるのもポイントです。達成感を感じられるうえに、特別なスキルも求められません。長期的に続けると、整理・整頓する能力も身に付くでしょう。不注意型のADHDが苦手とする管理能力がつくのでおすすめです。
軽作業の工場
工場の軽作業アルバイトをする場合は、単調作業になることが多いです。ひたすらに同じことの繰り返しになりますが、不注意型のADHDをもつ方には向いています。
不注意型のADHDは作業中にいろいろ考えてしまいがちですが、単調作業なので、ほとんど影響が及びません。気が移ろいがちなADHDの方にはぴったりと言えるでしょう。
ただ、アルバイトで工場業務を探す際には選び方に注意が必要です。工場の中には動き回るアルバイトもあります。作業に複雑性があると対応が難しくなるので、バイト探しする際には仕事内容をよく確認しましょう。
スーパーの裏方業務
スーパーの裏方業務は品出しがメインになるので、ADHDでも問題なくできます。裏方なので基本的に人と話すこともありません。
さらに、スーパーの裏方業務は品出し以外に、モップ掛けや商品陳列などさまざまな業務があります。いずれも単調作業でありながら、種類が多いので飽きにくいです。
ただ、スーパーで働く以上、接客するシーンが訪れます。接客が必要になると、マルチタスクになるので混乱するかもしれません。アルバイト探しの際には、どこまでが仕事に含まれるのか見ておきましょう。
施設警備員
施設警備員は基本的にやることが少ないです。主な仕事内容は施設の見回りやモニターの監視のみで、焦ることもありません。
しかし、施設警備員は夜間に働くことが多いです。昼夜が逆転するので気を付けましょう。
ADHDの方にはおすすめしない アルバイト
以下のアルバイトは、多動性・衝動性型や不注意型のいずれにもおすすめしません。
- コンビニの店員
- アパレル業務
- レストランのホール業務
- ドライバー
- 高所作業
続けて、それぞれのアルバイトがADHDには向いていない理由を紹介します。
コンビニの店員
コンビニの業務は多岐にわたります。レジ打ちや接客、品出しなど仕事が多いです。そのうえ、基本的に1人ですべての業務を行う必要があります。
ADHDの方は同時に複数の作業を行うことが難しいです。コンビニのアルバイトは臨機応変さが求められるので向いていません。
アパレル業務
コンビニのアルバイト同様、アパレル業務は仕事内容が多いです。接客以外に、洋服の品出しや服の畳み方など複数の業務をがあります。マルチタスク能力が求められるので、洋服が好きでなければ厳しいでしょう。
レストランのホール業務
レストランのホールは一度にたくさんの仕事を任されるのが特徴です。お客さんの注文を同時に受けたり、テーブルを片付けたりなどの業務を並行して行わなければいけません。
仮に1つのことしか行えないと、待たされたお客さんから怒られる可能性があります。特に食事時の忙しさは、他の業務とは比較できないほど大変です。複数のことを行うのが苦手なADHDの方にはおすすめしません。
ドライバー
ドライバーは1つの失敗が大きな事故につながりやすいです。例えば、運転中に気が紛れて事故を起こすと、命の危機に脅かされます。
ドライバーは人との交流が最小限で済むので、一見するとADHDでもできるアルバイトだと思われがちです。しかし、事故を起こしたり、道を覚えたりする必要があるのであまり向いているとは言えません。
高所作業
高所作業も少しのミスが命の危険につながります。高所作業といえば、アルバイトの中でも報酬が良いです。
しかし、高所作業は報酬が良いだけではなく、作業に複雑さや危険性があります。報酬だけで選ぶと危険なので注意しましょう。
まとめ
ADHDでもできるアルバイトや向いていないアルバイトについて紹介してきました。ADHDには多動性・衝動性型や不注意型の2種類あります。タイプによって症状も異なるので、まずは自分がどちらのタイプに当たるのか確認しましょう。
多動性・衝動性型のADHDは、行動力不注意型は発想力に優れています。それぞれの仕事を生かせる仕事であれば、他の人と同様以上のクオリティで働けるでしょう。
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