障害者雇用枠で働いていると何かと不満に感じることも多いです。障害者雇用だと障害に関して配慮して働けますが、そのメリットを上回るデメリットが発生することもよくあります。
あまりにデメリットが多くなると障害者雇用枠を辞めたいと感じることもありますが、本当に辞めても良いのか悩むでしょう。
そこでこの記事では、障害者雇用を辞めたいと感じる理由や対処法を紹介していきます。障害者雇用を今すぐにでも辞めたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
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障害者雇用を辞めたいと感じる瞬間TOP3
障害者雇用を辞めたいと感じる原因はさまざまなものがありますが、その中でも特に多い原因はこちらです。
- 給料が安すぎる
- 作業が簡単すぎておもしろくない
- 障害者扱いされているのがつらい
では3つのポイントを順番に解説していきます
1.給料が安すぎる
障害者雇用は基本的に給料が安いです。厚生労働省が発表する「平成30年度障害者雇用実態調査結果」を見ると、障害者の月収は以下の結果となっています。
雇用形態 | 月収目安 |
身体障害者 | 約215,000円 |
知的障害者 | 約117,000円 |
精神障害者 | 約125,000円 |
発達障害者 | 約127,000円 |
正社員で働く一般雇用枠の場合は、月収30万円程度が平均です。一般枠と比べると障害者雇用の給料は半分以下しかもらえません。
特に身体障害以外の障害者は月収が少ないので、生活のことを考えるとかなり苦しいです。月収10万円程度しかもらえないと、辞めたくなるのも当然でしょう。
2.作業が簡単すぎておもしろくない
障害者雇用はデータ入力や袋詰めのような軽作業を任されることが多いです。だれでもできる仕事が多いので、そこまで労力は求められません。
しかし、仕事が簡単すぎるとやりがいもゼロです。最初は良いかもしれませんが、ずっと軽作業していると「毎日こんな簡単な作業ばかりだとおもしろくない」と無力感が出てきます。
一度仕事がつまらないと感じるとそこから復活するのは難しく、そのまま仕事を辞めたいという結論にいたりやすいです。
3.障害者扱いされているのがつらい
障害者雇用は障害者であることが前提の採用枠です。障害者雇用枠で入社すると、その会社の全社員に自分が障害者であることが伝わります。
障害者として入社すると企業から配慮してもらえることも多いです。働きやすさを重視する人からすると大きなメリットでしょう。
しかし、会社によっては「障害者だから」という理由で悪質な行為をされることもあります。一度でも差別のような扱いをされると辞めたいと感じるのも当然です。
障害者雇用を辞めたいときの対処法
障害者雇用で働くのを辞めたいと感じた場合は以下の対処法を取りましょう。
- 働き続けて状況が改善されるのを待つ
- 上司へ悩みを打ち明ける
- ほかの障害者雇用枠に転職する
- 一般雇用枠に転職する
次に4つの対処法を詳しく紹介していきます。
対処法1.働き続けて状況が改善されるのを待つ
障害者雇用枠で入社して間もないのであれば、もう少し様子を見るのも良いでしょう。しばらく通い続けることで状況が改善されることもあります。
たとえば、働きづらさを感じている場合は、作業を続けることで慣れてくるので解消されます。このように悩みの中には時間が解決してくれるタイプもあるので、今すぐ辞めると後悔するかもしれません。
ただし、我慢し続けると精神的につぶれる可能性があります。時間がたっても改善されない場合は、会社を辞めるのもひとつの手段です。
対処法2.上司へ悩みを打ち明ける
障害者雇用がつらい場合は上司へ悩みを伝えるのもおすすめです。上司に相談することで現状が改善する可能性もあります。
特に仕事内容がつまらないと感じているときには効果的です。たとえば「この作業をやってみたいです」と伝えることで、新しい仕事を任せてもらえる可能性もあります。
どんどんチャレンジしていけば仕事の退屈さも解消されて、働くことが楽しくなるでしょう。
しかし、給料面や人間関係は相談しても改善されづらいです。また、関係性が良好でない上司に相談しても無駄に終わる可能性が高いので、相談相手はよく考えましょう。
対処法3.ほかの障害者雇用枠に転職する
現在勤めている会社で働くことがつらい場合は、ほかの障害者雇用枠に転職しましょう。転職することで人間関係や仕事内容をガラッと変えることができます。
環境を変えたい場合には転職がおすすめですが、収入を上げたい場合にはあまり効果がありません。
障害者雇用枠はそもそも給料が安い傾向にあります。企業によって差はありますが、全体的に給料が安いのは結果として出ているので注意しておきましょう。
対処法4.一般雇用枠に転職する
障害者雇用自体を辞めたい場合は、一般雇用枠を目指しましょう。一般枠であれば仕事にやりがいがあって、給料も障害者雇用より上がります。
ただ、障害のある人が一般雇用枠へ転職するのは簡単ではありません。何の対策もなしに実行すると苦戦するのでしっかりと準備しましょう。
障害者雇用を辞めて一般雇用枠へ転職する方法
障害者雇用枠から一般雇用枠へ転職する際は以下の方法を利用するのがおすすめです。
- 障害者用の転職エージェントを利用する
- 就労移行支援の力を借りる
では各サービスや施設の特徴を紹介していきます。
方法1.障害者用の転職エージェントを利用する
転職エージェントは転職したい人をサポートするサービスです。たとえば、求人を紹介してもらったり、選考のコツを教えてもらったりします。転職のサポートを得たい場合にはおすすめです。
転職エージェントを利用する場合は、障害者向けのタイプを選びましょう。障害者向け転職エージェントだと、サポートするアドバイザーも障害に詳しいので相談しやすいです。
方法2.就労移行支援の力を借りる
就労移行支援とは、障害のある人が一般企業への就職を目指すために訓練する福祉施設です。転職エージェントのような転職サポートと合わせて、障害のサポートも同時に受けられます。
転職エージェントの場合は転職サポートだけなので、転職後に能力不足で苦戦することもあります。
一方で就労移行支援なら、しっかりと訓練した状態で転職できるのが特徴です。一般企業で働く能力が身に付いていれば、入社後に苦労する可能性も減ります。
障害者雇用を辞めたい人が就労移行支援を利用するべき理由
一般雇用枠への転職を目指す場合は、以下の理由から就労移行支援を使うのがおすすめです。
- 障害理解から転職まで幅広くサポートしてもらえる
- 障害に精通する人に相談できる
- 集団で生きる術を学べる
続いて3つの理由を詳しく見ていきましょう。
理由1.障害理解から転職まで幅広くサポートしてもらえる
就労移行支援では以下のサポートを受けられます。
- 自分が持つ障害の対処法
- コミュニケーションスキルの習得
- 基礎的なPCスキルの訓練
- 書類選考や面接などの対策
- 就労後の定着支援
かなり手厚くサポートしてもらえるので、転職で失敗する可能性を減らせます。
理由2.障害に精通する人に相談できる
就労移行支援に在籍する人は障害に詳しい人ばかりです。自分より障害のことを知っている人も多いので、困ったことがあれば気軽に相談できます。
「障害のことなんてだれにも相談できない」という悩みを抱えている人は、障害のプロである就労移行支援に相談してみましょう。
理由3.集団で生きる術を学べる
就労移行支援には会社と同じでたくさん人がいます。事業所に通って訓練を受けるだけで、集団生活に必要なスキルが自然と身に付きます。
また、プログラムによっては集団におけるコミュニケーション術も学べるので、集団での過ごし方が苦手な人にはぴったりです。
発達障害の就労に苦しむ人は「ディーキャリア」がおすすめ
発達障害を持っている人にはディーキャリアがおすすめです。ディーキャリアは発達障害を持つ人のサポートに特化していて、主に以下の特徴があります。
- 就職後の職場定着率…93.4%(就職後6か月の数値)
- 就職時の平均給与…19.1万円
- 利用満足度…93.3%(2020/12/~2021/1のアンケートによる)
- 事業所の一室がオフィス環境なので実践を想定した訓練を行える
- 発達障害に特化したノウハウを受けられる
- コミュニケーション能力を向上する訓練がある
- ストレスの対処法を学べる
発達障害に特化したサポートを受けられることによって、非常に満足度が高いです。利用者の9割が満足しているので、発達障害に苦しむ人に向いています。
また、ディーキャリアは給与や職場定着率が高いのもポイントです。ディーキャリアでしっかりと訓練を積めば、障害者雇用より高い給料で、長期的な就労を実現することもできます。
「障害者雇用の給料が安すぎて生活できない」「障害のせいで転職を繰り返している」という人は、ディーキャリアに頼りましょう。
まとめ
障害者雇用を辞めたいときの対処法を紹介してきました。障害者雇用は給料が安かったり、仕事にやりがいがなかったりするので、不満を感じている人も多いです。
しかし、一般雇用枠で働くスキルがないので、やむを得ず障害者雇用を利用している傾向にあります。
障害者雇用枠で働くのを辞めたい場合は、就労移行支援を利用して一般雇用枠で働ける力を身に付けましょう。就労移行支援でスキルを覚えたあとに転職活動すれば、一般枠で働くことも十分に可能です。
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