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特例子会社とは?利用する側の特徴5選を紹介

こんにちは!今回は特例子会社とはいったいどのような会社なのか紹介していきます。

 

求人を探していると特例子会社という求人を見かけることもあるでしょう。特例子会社は障害を持つ人が働きやすい環境を整えているので障害者にはぴったりです。しかし、特例子会社の特徴を知らずに求人へ応募するのも不安だと思います。

 

そこでこの記事では、特例子会社の特徴を利用者側の目線で紹介していきます。特例子会社について知りたい場合はぜひ参考にしてください。

 

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特例子会社とは

 

特例子会社とは、障害者雇用の促進や安定を目的とした特別な配慮をした子会社のことです。1976年に労働省の局長通達によって定められました。

 

特例子会社が誕生する以前までは、障害を持つ人と持たない人が一緒に働いていました。しかし、障害を持つ人がふつうの職場で働けない問題が発生します。

 

そこで障害者向けの会社を別で立ち上げることで、雇用率の向上を目指したのが特例子会社制度です。

 

特例子会社制度の設立から時間が経過し、2021年1月に発表された「令和2年 障害者雇用状況の集計結果」によると542社まで増えています。

 

特例子会社が増えてきている主な理由は、障害者雇用率の向上を目指す企業が増えたためです。障害者の法定雇用率によると、43.5人以上の従業員がいる企業は少なくとも障害者を1人以上雇用しなければいけません。

 

従業員が多い企業ほど障害者をたくさん雇う必要があるので、特例子会社を設置して法定雇用率を上げているというわけです。

 

障害を持つ人からすると、就職の間口が広がっているので良い傾向と言えるでしょう。

 

近年では、障害者でも自分らしく働ける社会の確立を目指しています。その一環にあるのが特例子会社という認識ですね。

 

特例子会社と障害者雇用の違い

 

特例子会社と障害者雇用に明確な違いはありません。そもそも障害者雇用とは、一般雇用とは別で、障害者のためにある雇用枠のひとつです。障害者雇用も特例子会社と同じで、障害に配慮した環境を用意しています。

 

しかしどちらかと言うと、特例子会社の方が障害者により配慮した環境である可能性が高いです。

 

たとえば、特例子会社は障害者が働くために作られた職場なので、会社の制度やスタッフ、施設などが一般の職場より障害者向けに整備されています。

 

一方で障害者雇用は、一般企業に障害者雇用の制度を取り入れた形です。ベースが一般人向け企業として作られているので、会社内がバリアフリー化されていないこともあります。

 

比較してみると、障害を持っている人にとって特例子会社の方が働きやすいと言えるでしょう。

 

ただ、すべての特例子会社が働きやすいわけでもありません。一言に特例子会社といっても企業によって特色が異なります。特例子会社だから絶対に安心とは限らないので注意が必要です。

 

特例子会社と障害者雇用は、障害者雇用率を上げるためにある制度です。目的が似ているので大きな違いはありませんが、働きやすさを求めるなら特例子会社がおすすめです。

 

特例子会社の特徴

 

特例子会社には以下の特徴があります。

 

  • 障害に配慮した環境で働ける
  • 環境が変わりづらいので働きやすい
  • 周りに障害を持つ人が多いので相談しやすい
  • 給料が安い傾向にある
  • 作業が単調な傾向にある

 

ではそれぞれの特徴を紹介していきます。

 

特徴1.障害に配慮した環境で働ける

 

特例子会社は障害に配慮されていることが多いです。たとえば、以下のような体制が整っています。

 

  • 会社内のバリアフリー化
  • 休憩室の設置
  • 障害に詳しいスタッフの常駐化
  • 時短勤務やフレックスタイム制などの働きやすい勤務形態
  • 服薬や通院に時間を確保しやすい
  • 障害に配慮した作業内容

 

社内のバリアフリー化はもちろん、労働制度や会社による配慮があります。障害者は能力の差から冷遇されがちですが、特例子会社であれば働きやすいでしょう。

 

特徴2.環境が変わりづらいので働きやすい

 

特例子会社は上司や業務、環境が変わりづらい傾向にあります。一般的な職場であれば1年単位で人が入ったり抜けたりするので、移り変わりが激しいです。

 

障害を持つ人にとっては、人が変わるとそれだけでも大変な出来事です。新しい人が来たら障害について理解してもらい、人間関係もイチから構築しなければいけません。

 

一方で特例子会社は人も仕事も変わりづらいので、最初に良い関係を築ければ長期的に働きやすさを確保できます。特に環境の変化が苦手な障害者にとっては、特例子会社で働くメリットが大きいでしょう。

 

特徴3.周りに障害を持つ人が多いので相談しやすい

 

特例子会社は障害を持つ人が多く在籍しているのも特徴のひとつです。たとえば、身体障害者や発達障害者、精神障害者などが在籍しています。

 

障害の種類によって悩みや問題は異なりますが、似たような悩みを持っている可能性は高いです。自分と同じ境遇の人が職場にいることで、何か困ったときに相談することができます。

 

一般企業の場合はそもそも相談相手がいないことも多いですが、特例子会社であれば話し合える仲間がいるのも大きなメリットです。

 

特徴4.給料が安い傾向にある

 

特例子会社は基本的に給料が安いです。野村総合研究所が調査した結果によると、特例子会社で働いている人の年収は以下の結果になっています。

 

年収 割合
101~150万 21.6%
151~200万 33.5%
201~250万 21.6%
251~300万 10.8%
301~350万 7.2%
351~400万 3.0%
401~450万 1.2%
451~500万 1.2%
500万以上 1.2%

 

調査を見ると、70%以上もの人が年収250万円以下という低水準にあります。一般企業で働く正社員の場合は平均年収が400~500万円と言われていますが、その半分しかありません。

 

また、特例子会社の場合は収入アップも難しいです。特例子会社は障害者でも作業できる仕事を取り扱っていることが多いので、特別なスキルが求められません。スキルが必要ないとスキルアップの必要性もないので、結果的に昇給も難しいです。

 

特例子会社は働きやすさが優先されていますが、収入は期待できないので気を付けましょう。

 

特徴5.作業が単調な傾向にある

 

特例子会社の仕事は障害者に配慮しているので単調な仕事が多いです。たとえば、特例子会社では以下の仕事を取り扱っています。

 

  • オフィスや工場の清掃
  • サポート業務
  • メールの仕分け
  • 印刷
  • 工場製品の組み立て

 

一般的に軽作業と言われるものが特例子会社の仕事内容です。軽作業は障害者でも問題なく作業できることが多いので、働く自信がない人には良いでしょう。

 

しかし、同じ作業を長期的にしていると飽きてきます。簡単な仕事に飽きづらい人は問題ありませんが、ルーティンワークが苦手な場合はあまり向いていません。

 

特例子会社は働きやすさに関しては優秀です。しかし、給料や仕事内容にデメリットが発生するので、自分の希望や適性をしっかり考えて選びましょう。

 

特例子会社に向いている人の特徴

 

特例子会社は以下の人におすすめです。

 

  • 障害に配慮された環境で働きたい
  • 安定した環境で働きたい
  • 障害について話し合える相談相手がほしい
  • 同じ作業でも問題なく働ける

 

中でも障害に配慮した環境で働きたい場合は特例子会社が向いています。特例子会社は障害者が働くために作られた企業なので、自分らしく働ける可能性が高いです。

 

そのうえ、自分と似たような境遇の従業員もたくさんいます。仲間がいることで協力し合えるので、つらいことがあっても乗り越えられるでしょう。

 

特例子会社がどういったものか気にある場合は、実際に見学してみるのもおすすめです。企業によっては体験実習を設けているので、応募してみると良いでしょう。

 

障害を持つ人は就労移行支援を利用して一般職を目指すのもおすすめ

 

特例子会社は障害に配慮された働きやすい環境が魅力ですが、給料が安い傾向にあります。データを見ても年収250万円以下の人が70%以上を占めているので、特例子会社の給料だけで生きていくのは厳しいでしょう。

 

会社員の収入でよりたくさんほしい場合は、一般企業に就職するしかありません。一般企業であれば障害者雇用や特例子会社より給料水準が高いです。

 

しかし、障害を持っている人の場合は、一般企業で働ける自信がない人も多いでしょう。人によっては過去に一般企業で働いたけど、早期離職したという失敗談を持っている人もいると思います。

 

障害を持つ人が一般企業で働くためには、就労移行支援に通って一般企業で働く力を身につけるのもひとつの手段です。

 

就労移行支援に通うと一般企業で働く力を身につけられる

 

就労移行支援とは障害を持つ人が一般企業へ就労することを目指して訓練する場所です。就労移行支援を利用することで、たとえば以下の能力を身につけることができます。

 

  • コミュニケーション能力
  • ITスキル
  • 社会人マナー
  • 障害の対処法

 

自分が持つ障害について職員がカウンセリングし、その結果から利用者に合った訓練を受けられます。訓練を受けることで徐々に一般企業で働く力が身に付いてくるのが就労移行支援です。

 

さらに就労移行支援では、就職・転職サポートも行っています。訓練で身につけた能力からその人に合った仕事を紹介し、履歴書の書き方や面接対策も行ってくれます。

 

就労移行支援でしっかりと訓練することで障害者でも一般企業で働く力は身に付くので、一度チャレンジしてみると良いでしょう。ちなみに就労移行支援の利用料は無料で済むことが多いので安心してください。

 

発達障害を持つ人はディーキャリアがおすすめ

 

障害の中でも発達障害を持つ人はディーキャリアがおすすめです。ディーキャリアには以下の実績があります。

 

  • 就職後の職場定着率…93.4%(就職後6か月の数値)
  • 就職時の平均給与…19.1万円
  • 利用満足度…93.3%(2020/12/~2021/1のアンケートによる)

 

ディーキャリアは発達障害に特化した就労移行支援です。発達障害に関するノウハウが優れていて、知識のレベルの高さは実績に現れています。

 

就職時の平均給与も約19万円と高いので、収入を気にする人にもぴったりです。発達障害を持つ人はディーキャリアに相談してみてはいかがでしょうか。

 

ディーキャリアでは無料見学会も行っています。無料でディーキャリアの雰囲気や訓練内容を確認できるので、まず見学から始めると良いでしょう。

 

まとめ

 

特例子会社とはいったいどのような企業なのか紹介してきました。特例子会社は障害者が働きやすいように労働環境が工夫された会社のことです。従業員も障害者が多いので、一般企業で働くことに比べると精神的な負担は軽減されます。

 

その一方で給料が安く、70%以上もの人が年収250万円以下です。働きやすさを求める場合に特例子会社は向いていますが、給料の良さを希望する場合は向いていません。

 

収入を上げたい場合は、就労移行支援に通って一般企業で働く力を身につけるのがおすすめです。働く力さえあれば安い給料で働く必要もないので、生活に余裕も生まれるでしょう。

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