アスペルガー症候群とは発達障害の一種で、主に2つの特徴があります。
- 臨機応変に人と接することが苦手
- 自分のペースで作業したい
こういった特徴から作業がうまくいかず、仕事がなかなか続かないと悩む人も多いです。
では、アスペルガー症候群の人は具体的にどのようなことで悩んでいるのでしょうか。アスペルガー症候群を持っている人の仕事が続かない理由を紹介していきます。
対処法も合わせて紹介しているので、アスペルガー症候群を持っていて仕事がうまくいかないる人は参考にしてください。
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アスペルガー症候群を持っている人の仕事が続かない理由
アスペルガー症候群は以下の特徴があるため、なかなか仕事が続かないです。
- コミュニケーションがうまくいかない
- 同じ間違いを何度もしてしまう
- 自分で仕事を見つけられない
コミュニケーションがうまくいかない
アスペルガー症候群を持つ人の中には会話を続けるのが苦手な人も多いです。会話から相手の意図をくみ取るのが難しいので、何を言っているか分からず、冗談かどうかも判断できなません。
会社で働くには仕事に関する能力も必要ですが、会社の人とコミュニケーションを取ることも大切です。会話が円滑に進まないと会社の人との関係が悪くなって、居心地の悪さを感じます。
会社に居づらくなると精神的に参ってくるので仕事が続かないです。
同じ間違いを何度もしてしまう
アスペルガー症候群を持つ人の中にはこだわりが強い人もいます。そのこだわりを貫いてしまうため、何回も同じ間違いをすることも多いです。
会社ではその会社独自のマニュアルやルールが決まっています。例えば仕事の仕方であったり、物の置き場所などさまざまです。会社で働くためには、こういったルールを守る必要があります。
仮にルールを破っても最初の方は注意で済みますが、何回もやっているとわざとだと思われます。そうすると注意からお叱りになるので、精神的に辛くなってきます。
このように、アスペルガー症候群の人は自分のこだわりから、会社のルールを受け入れづらく、何回も怒られて続かないということが多いです。
また、アスペルガー症候群の方は特定の分野なら高い集中力を発揮できるが、興味のない分野だと記憶が薄くなるという特徴もあります。
一度注意されても興味がなければ記憶が薄くなるので、数日経過するとまた同じ間違いを犯してしまいます。
こういった特徴から、アスペルガー症候群の人はマルチタスクが苦手な方も多いです。同時進行でものごとを進めると集中力が切れます。
集中力が切れるとミスが発生しやすくなって、それ繰り返すと同僚に迷惑がかかるので、仕事が長続きしません。
自分で仕事を見つけられない
アスペルガー症候群の特徴の一つに、他の人の仕事に無関心というものがあります。指示された内容はしっかりとこなしますが、それ以上のことはできない傾向が強いです。
仕事をするうえで、自分で何か会社のためになることを見つけ出す力も必要とされます。例えば他の人の仕事が遅れていると助けるなど自発的に動くことが大切です。
しかしアスペルガー症候群をもつ人は、他の人の仕事に無関心なので声掛けできません。その結果、指示したことしかできないという悪い印象が付くでしょう。
また、アスペルガー症候群の人は突然作業内容を言われてもサポートできないことも多いです。特に指示が曖昧だと何をどう手伝えばよいのかよく分かりません。
上手くサポートするためにも、他の人から具体的な指示を仰ぐようにしましょう。
アスペルガー症候群で仕事が続かない時の対処法
アスペルガー症候群を持っていて仕事が続かない時は、辞める前に以下のことを試してみてください。
- 問題を解決できるか考える
- 部署異動などを利用して仕事を変えてもらう
- 医療機関を受診する
問題を解決できるか考える
仕事が続かないと感じている人は、まず何が原因で続かないのか冷静に考えてみることが大切です。なんとなく仕事続かないでは次の職場でも失敗する可能性があります。
もし原因を特定できたら場合によって対処可能なケースもあります。例えばミスが多い場合はメモを取る、同僚に相談してみるなど対応できるので、仕事を続けることも可能です。
もしくは退職を決断する前に休職制度を利用することも大切です。休職することで冷静に考える時間ができるので、退職した後に「辞めなければ良かった」と後悔する可能性が減ります。
もしそれでも退職したいとなった場合は就労移行支援の利用を検討しましょう。就労移行支援支援に通うと、本人の努力次第で働き続けるための能力を養えます。
このように感情的に辞めるのではなく、本当に退職しても良いのか、辞めた後にどう行動するのかまでを考えることが大切です。
部署異動などを利用して仕事を変えてもらう
仕事が続かない原因が人間関係や仕事の特性にある場合は対応できません。これらの続かない原因はすぐに解決できないので、その場合は部署移動などを検討しましょう。
規模の大きな企業に勤めている場合は複数の部署があることも多いです。部署異動すると人間関係と仕事内容がリセットされます。心機一転して働けるので、現状を打開できるかもしれません。
部署移動する場合は前回と同じミスを繰り返さないように、何が原因で働きづらくなったのか研究しておきましょう。
医療機関を受診する
アスペルガー症候群で仕事が続かないという時は、精神科の医師やカウンセラーに相談するのもおすすめです。医療機関を受診すると仕事が続かない原因の対処法を教えてもらえるかもしれません。
医療機関がおすすめなのは客観的にものごとを見てくれるところです。同僚や家族に相談すると私情を挟んでしまうので的確なアドバイスをもらえません。
一方で医療機関の場合、起きた事実だけを見て判断してくれます。何が原因で仕事が続かないのか調べたい方におすすめです。
ただ、医療機関と聞くと、行くのに抵抗を感じる人もいるでしょう。医療機関に抵抗を感じる方は障害者向けの施設を利用するのも一つの手段です。
ちなみに以下の記事では発達障害の人が、仕事を続けられない理由や対処法を紹介しているので参考にしてください。
参考記事:発達障害は仕事が続かない?長く働くために必要なことはひとつだけ!
仕事が続かないと悩んでいるアスペルガー症候群におすすめの支援施設
アスペルガー症候群を持っていて仕事がどうしても続かない時は、他の人に相談することも大切です。例えば以下の支援施設を利用すると仕事に関する悩みの相談に乗ってくれます。
- 発達障害者支援センター
- 就労移行支援
この2つの支援施設ではアスペルガー症候群を持っている人に対して、働きやすい仕事場の提案をしてくれます。
発達障害者支援センター
発達障害支援センターはアスペルガー症候群を含む発達障害を持っている人が利用できる場所です。仕事が続かないなど発達障害の人が持つ悩みや困りごとに対して、専門家がアドバイスしてくれます。
また、発達障害支援センターでは就労支援以外に、人とのかかわり方や日常生活に関する悩みも相談できます。会社でコミュニケーションが上手くいかずに悩んでいる方にもおすすめです。
このように、発達障害支援センターでは仕事が続かない原因や、その対処法を探ることができます。ちなみに、アスペルガー症候群の診断がなくても利用できるので、障害を持っているかもと気になっている人にもおすすめです。
発達障害支援センターを利用するには、ホームページや広告などから事業所を探して、そこに電話で予約してから事業所に足を運びます。
就労移行支援
就労移行支援とは障害を持っている人が一般企業への社会参加をサポートする施設です。発達障害支援センターと違って、精神障害など他の障害を持つ人も利用できます。
就労移行支援では職員とのカウンセリングを通して、障害に関する知識や対処法など理解を深められます。自分が持つ障害についてあまり理解していない人におすすめです。
また、就職するためのコミュニケーションスキルや自己分析、職業訓練も体験できます。このように、就労移行支援では仕事が続かない原因を特定できて、その対処法も身に付けられます。
障害を持つ人に便利な就労移行支援ですが、施設によって特徴が異なるので選ぶ際には注意が必要です。
例えばITスキルを伸ばせる施設や、会話スキルの向上をメインにしている場所などがあります。営業を目指しているのに、ITスキルに特化した就労移行支援に通うとあまり効果がありません。
就労移行支援を利用する時は自分の目的に合った施設を選ぶことが大切です。また、以下の記事では就労移行支援について詳しく紹介しているので参考にしてください。
参考記事:就労移行支援事業所とは?働きたい障害者の就職不安を手助けする場所
まとめ
アスペルガー症候群を持っている人の仕事が続かない理由は主に以下の3つです。
- 人間関係の構築が難しく会社に居心地の悪さを感じる
- 興味のない分野だと同じ間違いを繰り返して同僚に迷惑をかける
- 自分が担当している仕事以外のことを考えるのが苦手
このように、仕事が続かない理由はある程度決まっています。そのため、どの原因に当てはまるか考えることで対処できるかもしれません。
ただ、アスペルガー症候群の人が仕事を続けられない理由はその人によって異なります。
何が原因なのかしっかり考えることが大切ですが、自分一人では分からないという人もいるでしょう。原因が分からない場合は就労移行支援などの障害者向け施設を利用しましょう。
障害者向け施設では仕事が続かない原因を探ってくれて、対処する方法を提案してくれます。しかし、職員に任せっきりにすると失敗する可能性が高いです。すべてを任せるのではなく、自分から積極的に行動することを意識しましょう。
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