障害者で就職を希望している方は、就労移行支援事業所を検討している方も多いと思います。多くの事業所が開設されているため、どの事業所にしたらいいか悩みますよね。
今回は神戸で就労移行支援事業所を探している方のために、就労移行支援「つばさ」の特徴を紹介します。
就職に向けて資格を取りたいという方は「つばさ」も検討してみてもいいかもしれませんよ。実際に利用した方の評判も調べてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
就労移行支援「つばさ」の概要
就労移行支援事業所「つばさ」は2018年に開設された、比較的新しい事業所です。神戸市中央区に位置し、駅からも通いやすいのが特徴です。
詳しい概要は以下を参考にしてください。
事業所名 | 就労移行支援事業所つばさ |
住所 | 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通2-1-2 共栄ビルディング902 |
電話番号 | 078-331-5657 |
アクセス | ・JR元町駅東口から徒歩約7分
・神戸市営地下鉄海岸線みなと元町駅から徒歩約6分 |
就労移行支援「つばさ」の特徴
それでは就労移行支援事業所「つばさ」の特徴を見ていきましょう。ガチガチにカリキュラムが組まれていないので、楽しみながら訓練を受けられそうですよ。
オフィスをイメージした環境
就労移行支援事業所「つばさ」では、実際のオフィスを想定した環境を提供しています。カリキュラムを受けているときも、会社のイメージが付きやすいのが特徴。
『働いている』という疑似体験ができるのは貴重な体験。実際に就職しても「つばさ」で経験した環境が生かされると思います。
カリキュラム内容が充実
カリキュラム内容が充実しているのも「つばさ」の特徴。
就労時に即戦力になるようパソコンスキルを磨きます。ここではタイミング練習からWordやExcelを使った資料作りまで教えてもらえるので、企業でも役に立つこと間違いなし。
他には社会で必要なあいさつや身だしなみ、ビジネスマナーを学びます。電話の受け答えもしっかりサポートするので安心です。
就職する上で欠かせないのがコミュニケーション。就労移行支援事業所に通所する方は、コミュニケーションが苦手という方が多いのも事実。
コミュニケーションワークでは
- ソーシャルスキルトレーニング
- ものづくり体験
- グループワーク
- ゲーム
の4つを取り入れて、コミュニケーション能力を高めます。ものづくり体験やゲームはコミュニケーションと関係なさそうに思いますが、グループで意見を出し合いながら行うもの。
これらは『気持ちを伝える大切さ』『協力すること』『相手の話を聞くこと』が総合的に判断される大切なカリキュラムです。
コミュニケーションがうまくいかないと、就職しても仕事がうまく回りません。ビジネススキルよりも大切と言われているものなので「つばさ」では、コミュニケーションワークに力を入れています。
万全のサポート体制
多種多様のサポート体制を提供している「つばさ」。
企業で働くためには健康的な体や心も重要です。「つばさ」では栄養バランスを考えた温かいお弁当が無料で提供。お弁当は出されない事業所が多い中、このサポートはうれしいですね。
他にも体力づくりとして
- ウォーキング
- ストレッチ
- 外部講師によるヨガ講座
なども行っています。
これらはすべてカリキュラムに含まれているもの。「つばさ」では、午前中にパソコン訓練やビジネス講座を行い、昼食後に体力づくりのカリキュラムを組んでいることがほとんどです。
昼食後はどうしても眠くなりがちなので、体を動かしてリフレッシュするのもいいですよね。
さらに「つばさ」は生活支援にも力をいれています。規則正しい生活習慣の指導や感情のコントロールを練習。就職したら規則正しい生活を送らなければ仕事がやりづらいです。
ときには、気に入らない場面に遭遇するかもしれません。そんなときも感情的にならず円滑にコミュニケーションがとれるよう、通所中にしっかり訓練します。
資格取得に積極的
就労移行支援「つばさ」では資格取得も積極的に取り組んでいます。ビジネス系の基本資格から専門資格など、あらゆる試験対策を行っているのも特徴。
就職に有利な試験もあるので、興味のあるものはどんどんチャレンジしてみたいですね。
実際にどんな資格が受けられるか、一部を挙げてみました。
- ビジネス実務マナー検定
- 色彩検定
- 秘書検定
- 環境アレルギーアドバイザー
- マンション管理士
- 宅地建物取引士
- 簿記検定
- MOS一般(Word、Excel、PowerPoint)
- コミュニケーションリーダー2級養成講座
- ピアカウンセラー認定講座
一部の資格ですが、幅広いジャンルですよね。
実際に就労移行支援「つばさ」を利用した方の評判
実際に「つばさ」を利用した方の評判はどうなのでしょう。これから「つばさ」を利用したいと考えている方にとっては、とても気になるところですよね。
今回、口コミサイトやSNSを確認しましたが、残念ながら口コミや評判は挙げられていませんでした。
生の利用者の声がわかるといちばんイメージしやすいですが残念です。その代わり、公式ホームページから利用者が講座を受けている風景が見られたので、そこから興味深いものを紹介したいと思います。
良い評判
利用者が楽しそうだなと感じたのが『ヘアメイク講座とお茶会』の様子です。韓国の美容外科で働いている日本人を招いて、利用者の方がメイクレッスンを受けていました。
机にはたくさんの化粧品が置かれ、みなさんキレイになっていく姿を楽しそうに鏡でのぞいています。このような講座が開催されるのは女性利用者もうれしいのではと感じました。
ホームページのブログには、他にも利用者の様子がわかる記事がたくさん掲載されているので、これから「つばさ」の利用を考えている方はブログを参考にしてみるのもいいと思います。
悪い評判
個人的にはすばらしいアイディアだと思いましたが「つばさ」には『つばさDAY』というものが開催されているようです。
『つばさDAY』では、1日目に利用者同士で何をするか話し合い、2日目に実行するカリキュラムのようなもの。
内容はさまざまなようですが、ブログにアップされているものはポーチ作りでした。男女問わず、型紙から採寸しかわいらしいポーチが完成しています。
人によっては細かい作業が苦手な方もいらっしゃると思います。テーマは毎回話し合うようですが、コミュニケーションが得意でない方は自分が苦手なことにチャレンジしないといけないかもしれません。
『つばさDAY』もカリキュラムの一環と思って、楽しみながら参加してもらいたいです。
就労移行支援「つばさ」はこんな方におすすめ
就労移行支援事業所「つばさ」がおすすめな方は
- 通所中に資格を取りたい方
- 経済的に出費を減らしたい方
- 体を動かすことが好きな方
です。
特徴でも説明したように「つばさ」では、さまざまな資格取得が可能です。どの資格も就職に有利なものばかり。カリキュラムを受けながら資格が取れるのはうれしいですよね。
また無料のお弁当が配布されるのも「つばさ」の特徴。毎日通所するとなると、昼食代もバカになりません。少しでも出費を減らしたいという方にはおすすめです。
サポート体制に挙げた体力づくりは、体を動かすことが好きな方にもピッタリ。運動好きな方にも「つばさ」はおすすめしたいです。
就労移行支援事業所を選ぶポイント
就労移行支援事業所は全国に約3,400ヵ所もあるため、実際に何をポイントに事業所を選んでいいか迷うと思います。
最長でも2年間通うため、事業所選びは慎重にしたいですよね。
詳しくは「就労移行支援の期間について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
自分に合った事業所に巡り合えることがいちばんですが、すべての事業所を網羅するのは困難です。
そこで就労移行支援事業所を選ぶポイントを3つ紹介します。まずはこの3つにポイントを置いて事業所を絞ってみてください。
最終的に判断するのはあなたです。実際に通所していることを想定しながら選んでみるといいですよ。
就職率や定着率などの実績を公表している
就労移行支援事業所を選ぶときに意外に盲点になっているのが、就職率や定着率の実績公開です。
この数値は、利用者がどれだけ満足して事業所を利用していたかわかるもの。さらに事業所のサポート体制やカリキュラムなど、総合的な判断にも役立ちます。
多くの就労移行支援事業所では実績を公開していますが、中には公開していないところもチラホラ。これから事業所を利用しようと考えている2つの事業所がある場合、やはり実績公開しているところの方が安心ではないでしょうか?
どれだけの割合が就職できたのか確認するには実績を見るのがいちばんです。就職率はわかるけど、定着率がどんなものなのか知らない方もいらっしゃるでしょう。
定着率とは、利用者が企業に就職して一定期間働いている割合を示したものです。
定着率は、利用者はもちろん企業も満足して雇用している証。その要因の一つに、就職後のサポートが含まれます。
就労移行支援事業所では、就職後も安心して働けるよう定期的な面談を行っています。利用者の悩みや相談を聞き、改善できるところは企業と橋渡しをしてくれます。卒業後もサポート体制が充実していれば、必然と利用者も働きやすくなりますよね。
就職率や定着率は毎年変動があるため、1年以上のデータを総合的に判断するのがおすすめです。どちらも高い水準の事業所は人気も高く入所しづらいといわれています。
気になる事業所を見つけた場合は、まず初めにこれらの数値を確認してみましょう。
詳しくは「就労定着支援の定着率について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
カリキュラムが自分に合っている
次に大切なのが、事業所で用意されているカリキュラムです。まず知っておきたいのが就労移行支援事業所の種類。
就労移行支援事業所には『総合型』と『専門型』にわかれます。どちらも就労に必要なスキルやビジネスマナーをトレーニングすることには変わりありませんが、大きく違うのが提供しているカリキュラムです。
『総合型』では就労の基本となるパソコンスキルや事務作業を主に学びます。パソコンは起動から教えてもらえるので、パソコンに詳しくない方でも安心。
また仕事に欠かせないWordやExcelなどのトレーニングもあるため、事務作業で必要なスキルはひととおり学習できるのが魅力です。
一方『専門型』では、上記のスキルに加え専門性の高いプログラミングを学ぶ事業所が多いです。プログラミングに重点を置いているため『総合型』に比べると一般的なトレーニングの割合は少なくなりますが、専門知識が学べるので就職にも有利です。
プログラミングでは基本的なコードから徐々に教わります。事業所によってWebデザイナーやアプリ開発などより高度な知識が学べるので、自分が何のスキルを取得したいかによっても事業所選びが変わります。
就労移行支援事業所を選ぶときは、このようなカリキュラムにも注目してみましょう。『総合型』でも事業所によって特色が異なるので、細かく確認した方がベスト。
将来就きたい業種や企業によって『総合型』『専門型』で振り分けてみるのもいいですよ。
事業所やスタッフの雰囲気が合っている
就労移行支援事業所は最大で2年間通える施設です。通所する期間は利用者によって異なりますが長く通うことを想定すると、事業所やスタッフの雰囲気も確認しておくといいでしょう。
もし自分が思い描いていた雰囲気が違えば、通所することがつらくなります。つらくなると次第に休みがちに。せっかく就職を夢見て入所したのに、雰囲気が合わないだけで通えなくなるのはもったいないですよね。
事業所やスタッフの雰囲気はホームページや口コミでは判断しにくいです。そこでおすすめなのが、無料見学すること。多くの就労移行支援事業所では無料で見学可能です。
実際に事業所へ行き、自分の目で確かめてみましょう。合わせて確認したいのが、利用者です。例えばどの障害者の割合が多いのか、カリキュラムを受けているときの利用者の言動もチェックしておくこと。
「自分と同じ立場の人が多い方がいい」「障害者の割合はまんべんなく振り分けられている方がいい」など、人によって考えることは違います。
障害者の割合は、見学のときにスタッフに尋ねれば教えてもらえるので、遠慮なく確認してみてくださいね。
いずれにしても、雰囲気や利用者の言動などは自分が感じた直感を信じた方が長続きします。気になる事業所をいくつかピックアップし、それぞれの雰囲気を確かめてみてください。
まとめ
就労移行支援事業所「つばさ」は、利用者が飽きないようなスケジュールを立てているのがウリです。
午前中にしっかりカリキュラムを学び、午後はリフレッシュ兼ねて体力づくりができるので、利用者は楽しみながら通所できると思います。
神戸には「つばさ」以外にも多くの就労移行支援事業所があります。今回紹介した事業所の選び方を参考に、自分にぴったりの事業所を探してみてくださいね。
更に詳しくは「就労移行支援の選び方について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
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