一般企業への就職に期待を寄せながら通っている就労移行支援ですが、ときには「もうサービスを受けたくない」「通所するのが辛い」と感じることもあると思います。
原則2年しか支援を受けられないので、簡単に辞めるのはもったいないですよね?
本記事を読むとそんなときの対処法や、原因を見つめ直すことでこれからどうすれば良いかが分かる様になります。
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就労移行支援が辛いと感じる理由
就労移行支援が辛いと感じる理由は人それぞれ違います。
よくある理由
- 事業所まで距離がある
- スタッフとの相性が良くない
- 就職がうまくいくかという不安を抱えている
- 他の利用者との相性が良くない
- 就職へのモチベーションの低下
- 体力がもたない
- プログラムの質が低い
この中で一つでも当てはまる人は、なぜそのように感じるのか自己分析すると、解決への糸口が見つかりやすくなります。
就労移行支援で辛いと感じる原因をそれぞれひも解いていきましょう。
事業所まで距離がある
現在通っている事業所まで距離があると、通所すること自体辛いと感じてしまいがちです。さらに乗り換えがいくつもあると、道のりはハードですよね。これは誰でも感じることです。
また、就労移行支援は通常週5日で通所します。日数も多いことから、長い道のりを通所するとなると「たまには休みたい」と休み癖も付いてしまいがち。
原則、交通費は自己負担の就労移行支援では、事業所まで距離があると負担もかかる点がネックになります。
就労移行支援は学校のように通いながらサポートを受ける場です。一般企業で働くのと同じ環境を目指しているため、距離の辛さから就職する意欲も失われるかもしれません。
スタッフとの相性が良くない
利用者をあらゆる面からサポートしてくれるスタッフは心強い味方です。しかし、なかにはスタッフとの相性に悩んで通所が辛いと感じてしまう人もいます。
スタッフも最大限のサポートはしますが、人間同士なので相性が合わない可能性もないわけではありません。
このような悩みを抱え込んでしまうと、せっかくの訓練にも集中できなくなります。
スタッフの雰囲気を知るためには、通所前に見学してみるのがおすすめです。スタッフ以外でも事業所の雰囲気もわかるので、契約前に不安が解消されることもあります。
詳しくは「就労移行支援の見学について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
就職がうまくいくかという不安を抱えている
長い間訓練を続けているのに自分の成長を感じられず、この先就職がうまくいくか不安を抱えて辛くなる人もいます。
人は誰しも「失敗したくない」という気持ちを持っており、その気持ちが不安を恐れているんです。
もしかすると、就職という結果にこだわり過ぎているのかもしれません。
しかし、実際に就職してからも挑戦の日々は続きます。「挑戦することに意味がある」という気持ちに切り替えていくと、少し楽になりませんか?
就労移行支援は就職に向けたサポートを行う場所。通所している間にどんどん失敗する経験を積んでおくと、就職してからも楽になります。
仕事は決して一人で行うものではありません。周りのサポートがあって仕事は成り立ちます。
就労移行支援にいる間に失敗を重ねるのも立派なスキルです。「周りの人がサポートしてくれる」この大切さがわかるだけで、就職先でも生かされること間違いありません。
他の利用者との相性が良くない
就労移行支援にはさまざまな障害を持った人が通っています。集団でサポートを受けるため、なかには自分と相性が合わない人もいるのは事実。
毎日顔を合わすため、苦手な人がいるとどうしても「行きたくない」という気持ちになり、次第に通所すること自体辛く感じてしまいます。
障害を持っている人のなかには、無意識にとっている行動やクセもあるため、お互い理解は必要です。気持ちではわかっていても、理解することも辛いと思う人がいるのも確かですよね。
また一般企業に比べると、比較的コミュニケーション頻度は少ない場合が多い就労移行支援。対人コミュニケーションが苦手な人も通所しています。
コミュニケーションを取ることにストレスを感じ、次第に辛さへと変わっていきます。ストレスに感じたら、まずはスタッフへ相談してみるのもおすすめです。
就職へのモチベーションの低下
就職への期待を胸に通い始めた就労移行支援ですが、訓練を続けているうちに気持ちが切れてしまうことがあります。
ほかにも、自分の意志ではなく家族や周りの人に勧められて利用した場合は、就職への意欲が薄い人がほとんどです。
このような人は利用した動機にもよりますが、周りのサポートがないとモチベーション低下になりがちなので注意が必要です。
就労移行支援を利用しようと思った動機を一度思い出してみるといいかもしれません。きっと何か目標を立てて通い始めた人が多いのではないでしょうか。
目標がないまま通所を続けると、モチベーション維持は難しくなります。
体力がもたない
通所にかかる時間やアクセス方法によって体力の限界を感じてしまいます。また社会経験をあまり積んでいない人やブランクがある人は、なおさら大変に感じます。
このような場合、毎日通所するだけでもかなりの体力を消耗しているのは事実です。また環境の変化によって体力を消耗する人もいます。
例えば
- 人が多い場所や光や騒音がある場所にいるだけで疲れやすい人
- 気候の変化によって疲れやすい人
などです。
人よりも疲れやすい体質の人は、週5で訓練を行うのはハードルが高いともいえます。
プログラムの質が低い
就職に必要な知識やスキル向上がプログラムに組み込まれている就労移行支援ですが、人によってはプログラム内容に納得しない人もいます。
すでに就職経験がある人は、ビジネスマナー講習は必要ないと感じることもあるでしょう。本当はもっと高いレベルのプログラムを求めている人がいるのも確かです。
また集団プログラムが組み込まれていることから「単なるレクリエーションなのでは?」と疑問を抱く人もいます。このプログラムが就職とどう結びつくのかわからないと、通所している意味すらわからなくなりますよね。
自分が受けたいプログラム内容かどうか知るためにも、やはり見学がいちばんの近道だとおもいます。
就労移行支援が辛いときにはどうすればいい?
さまざまな理由で辛いと感じたとき、どのような対処を行えばいいのでしょうか?
もっとも効果的なのは、
- 周囲の人に相談してみる
- 事業所に通う頻度を減らす
- 事業所に通う目的を明確にする
- 考え方を変えてみる
です。
サービスを受けている側でこんなことをしてもいいの?というものもあるかもしれません。しかし、せっかくのチャンスをここで失くすものもったいないですよね。
一人で抱え込まない、無理せず利用することも大切なので、一度試してみてください。
周囲の人に相談してみる
就労移行支援が辛いと感じたら、まずはスタッフに相談してみましょう。スタッフは事業所のことを良くわかっているエキスパートです。もしかすると気持ちの変化に気付いているかもしれません。
万が一担当しているスタッフと相性が良くない場合は、別のスタッフに担当してもらうこともおすすめです。少しでも相談しやすい環境を作ることで「今後頑張ろう」という意欲が湧いてくるかもしれません。
また利用者の中で相性が良くない人がいた場合は、席を変えてもらうお願いをしてみるのもおすすめ。席が離れるだけで、周囲が気になりにくく訓練に集中しやすくなります。
もし、かかりつけの医者がいる場合は、医者に相談してみるのもいいでしょう。
気心知れた友達や家族に相談する人もいるかもしれません。もちろん相談してもいいですが、平等な判断をもらいにくい可能性があります。
事業所に通う頻度を減らす
「事業所まで道のりがあり辛い」「週5で通所するのは体力的に辛い」という人は、通う頻度を減らすのも手です。
辛い感情が強くなればなるほどストレスも溜まり逆効果になります。まずはスタッフに「週3日で通所できるようにして欲しい」といった要望を相談してみましょう。
またさまざまな理由から疲れやすい体質な人もいます。そのような場合も事前にスタッフと情報共有することで、違ったプログラムを組んでくれる可能性もあります。
「すぐにでも退所したい」と思う人もいるかもしれません。ここまで頑張った努力も水の泡となるので、いったんは様子見してみることをおすすめします。
もし体調が悪くなりそうという体のサインを感じたら、早めに休むことを伝えるのもいいですよ。少し休むだけで気持ちも体も楽になることもあります。
詳しくは「就労移行支援の在宅について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
事業所に通う目的を明確にする
一度冷静になって事業所に通う目的を明確化してみるといいでしょう。
どんな理由で通いたいと思ったのか、また通った先に何を目標としているのか紙に書き出してみるのもおすすめです。相談しやすいスタッフに話してみるのもいいですね。
現在、学びたいプログラムがないと悩んでいる人は、目標設定を見直す必要があるかもしれません。就職を本気で目指しているのなら、週20時間通うことを目標にしてみるのもいいでしょう。
障害者雇用でいちばん多い求人が、週20時間以上の勤務のものです。社会に出て、実際に働くことを想定しながら疑似体験をすると、新しい目的や目標が見えてくるかもしれないです。
就労移行支援に通うきっかけを思い出してみると当時の思いがよみがえるので、振り返ってみるのもいいですね。
考え方を変えてみる
事業所でプログラムを受けているときは、スタッフにサポートしてもらうというよりも自分から率先して行動するマインドに変えてみるのもいいかもしれません。
スタッフはあくまでもサポート側の存在です。
頑張るのは自分自身だと強い気持ちを持つとやる気も出てきませんか?実際に就職すると辛いこともたくさんあります。あくまでも就労移行支援は練習の場だと思って踏ん張ってみましょう。
また就職がうまくいくか不安だという人は、最終的には自分次第の問題だということを頭に入れておくといいでしょう。
今先のことは誰にもわかりません。ただし、自分が頑張ればきっとその努力は報われます。目の前にあることに集中して踏ん張りましょう。
自分にあった就労移行支援事業所の選び方
就労移行支援事業所はどこも同じではないので、自分に合った場所を選ぶことが大切です。
選ぶポイントは
- 今就労実績・就職率を見る
- 実際の利用者を見る
- スタッフとの相性を見る
です。
これらを判断するためにも、事前見学はぜひ行ってみてください。
詳しくは「就労移行支援の選び方について」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
就労実績・就職率を見る
いちばん見てほしいポイントは、就労実績や就職率です。なるべく実績を公開しているところを通うように心がけてください。
また就職率も大切なキーワードです。実績を公開しているところは就職率も良い場合がおおいので安心。
またなかには、就職者数を公開せず、継続率のみを明記して数値をよく見せようとしている事業所もあるので注意しましょう。
継続率が100%となっていても、就職者数が1人しかいなかったらあまり信頼できる数値ではないですよね。
細かい数値をきちんと把握しておきたいという方は、見学や問い合わせ時に就職者数も合わせて確認するようにしてください。
実際の利用者を見る
意外と見落としがちなのが、実際の利用者の観察です。
- 利用者年齢のバランスが良い
- 男女比が極端でない
このあたりも注目して見学のときに確認してみましょう。バランスは男女比が極端だと、いざ通所したときにストレスを感じる可能性があります。
まんべんなく利用者がいることがいちばん望ましいです。
また利用者を見るポイントとして、どんなサポートを受けているか、どんなプログラムが組まれているかも合わせて確認してみましょう。
自分に合ったサービスかどうか、イメージトレーニングしやすいのでおすすめです。
スタッフとの相性を見る
事業所に通うと、いちばん身近な存在になるスタッフの相性はとても大切です。
まずは
- スタッフの数がそろっているか
- スペシャリストがいるか
という点に注目してみてください。
HPでもスタッフの紹介はされていますが、それだけではわかりません。どのようなサポートをしているのか、またある程度の性格や人間性も実際に見た方が感じやすいです。
そのためにも、積極的に見学に参加してみましょう。
まとめ
就労移行支援が辛いと感じることはよくあることです。
まずは、なぜ辛いと思うのがその原因を知ることがとても大切。原因がわかると解決に向けて対処していくだけです。
辛いことはため込まないようにしましょう。スタッフや医者、身近な人へ相談するだけでも心はグッと軽くなります。それでも辛いと感じる方は、事業所を変えることを検討してみてもいいかもしれません。
選択肢はいくらでもあることを覚えておいてください。
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