- 「就労移行支援を在宅で受講したい」
- 「事業所に通うのが大変」
- 「在宅での職業訓練コースを受講したい」
などの理由から在宅での就労移行支援を希望する人がいると思います。
将来、在宅勤務をしたいと考えたときにリモートでの作業に慣れるためにも就労移行支援の段階から在宅で受講をすることは良い選択です。しかし、就労移行支援を在宅で受けるには条件が存在します。
この記事では、就労移行支援を在宅で受講できる条件、在宅でできる就労移行支援の内容、在宅のメリット・デメリットについて説明をしていきます。
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在宅で就労移行支援を受けられる人は?
在宅で就労移行支援を受講できる人は、基本的に事業所に通っている人と条件は変わりません。
- 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病がある人
- 65歳未満の人
- 働きたいと考えている人
- 雇用が見込まれる人
基本的にはこれらの人たちが条件に含まれています。
しかし、どこの事業所でも完全在宅は難しい傾向にあります。なぜならコミュニケーション能力や働くためのスキルの向上を目指すためには、実際に事業所に通わないと難しいからです。
また、障害者雇用の就活も、一般の人たちの就活と同様に競争があるので、その競争に勝ち抜くためにも可能であれば、事業所に通って訓練を受けることをおすすめします。
就労移行支援の就活も競争である
先ほども書いた通り、就職活動の世界では、障害者雇用だとしても一般の人たちと同様に競争が存在します。会社の雇用枠には上限があるからです。
大企業は人気で競争率が高く、それだけお給料が良く福利厚生もしっかりしています。また、企業に雇用をされるので完全に在宅での仕事は厳しいです。
場合によっては認められることがありますが、その場合は業種がかなり絞られます。例えばIT系の業種が挙げられます。
- プログラマー
- Webデザイナー
- 動画編集者
もし主に在宅で働きたいと考えた場合には、ITスキルの向上に特化した事業所を選ぶ必要があります。また、業種による制限以外にも、健康状態によっても在宅で働けるかどうかが変わってきます。
詳しくは「就労移行支援のITについて」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
下記で紹介する2つのケースは、在宅での訓練が認められる可能性が高い人たちなので、参考にしてみてください。
事業所に通うのが困難な人
重度な障害を持っていて、就労移行支援事業所に通うのが困難な人は在宅で就労移行支援を受講できる可能性が高いです。
通うのが困難な人に明確な条件はないため、まずは事業所のスタッフに相談をすることをおすすめします。
事業所によっては、在宅で就労移行支援を受けられる体制が整っていない事業所があるので、事前に確認してからスタッフに問い合わせをしましょう。
在宅の方が効率的に職業訓練できる人
起立性調節障害で朝起きるのが辛い人や非定型うつ病で気分に波がある人などは、コンディションの整いやすい在宅での就労移行支援を受けられる可能性があります。
通常の就労移行支援は在宅で受講して、コミュニケーションなど対面での職業訓練が良い場合は事業所のスタッフと相談して午後に受講することをおすすめします。
事業所のスタッフは障害に理解のある人たちなので、事情を話すことで大概のことは対応してくれるはずです。
気になったことや受講のしやすい方法があれば、自分から提案をしていくのも職業訓練のひとつの方法です。
在宅でできる就労移行支援の内容
在宅訓練の場合でも、基本的には通常の就労移行支援と同じ内容を受講できます。
しかしリモートであるが故に、以下のような能力を伸ばすのは難しいという事実もあります。
- 対人コミュニケーション
- 働く上での基礎
対人コミュニケーションは、在宅でのやりとりではなかなか成長が見込めませんし、基礎ができていない段階でイチから職業訓練を始めるのも至難の業です。
そのためやはり、完全在宅での就労移行支援が難しいのが現状です。
事業所や利用者の状況によっては、ある程度融通を効かせてもらえるケースもあるので、相談してみる価値はあるでしょう。
いずれにせよ、初期段階で在宅訓練を受けるのは難しいので、仕事をする上での基礎が身につくまでは実際に事業所に通うケースが大半です。
在宅での就労移行支援では、事業所のスタッフと画面を共有して、その場で問題解決できるような環境を整えています。
在宅での就労移行支援は平成27年度から始まった制度で歴が浅いため、リモートでのサポートに就労移行支援のスタッフが慣れていないケースが多くあります。
在宅で就労移行支援を受けるメリット・デメリット
続いて、在宅で就労移行支援を受けるメリットとデメリットを紹介します。
就労移行支援を在宅で受けるメリット
在宅の就労移行支援では、インターネットを利用した学習形態のeラーニングや在宅で働くための在職者訓練コース、プログラミングやライターExcelを学べるITコースなどがあります。
下記では在宅で就労移行支援を受講するメリットを2つ紹介しています。
通勤しなくてよい
在宅で受講すると通勤の必要がなくなります。就労移行支援事業所は地方にないことが多いので、電車で通勤することが多いです。
もし通勤に往復で1時間かかるとすると、それだけ早く起きて準備を始めなければなりません。1時間の余裕ができれば、それだけ予習・復習の時間が増えるので知識を多く身に付けられます。
在宅で受講をすれば、最悪パジャマの状態でもリモートで職業訓練を受講できるので準備に時間がかかりません。
チャットだけでコミュニケーションが完結する
リモートの就労移行支援はチャットのみで完結することも可能です。チャットのメリットはこちらです。
- アドバイスされたことを見返せる
- 24時間、質問できる
- 簡単にコミュニケーションが取れる
- 情報共有を簡単に素早くできる
対面でのコミュニケーションも重要な場合がありますが、チャットでのコミュニケーションが重要になる場合もあります。
今コミュニケーションを直接取ろうとすると、時間が限られますがチャットなら事業所のスタッフが稼働している限りいつでも質問をできます。
また、チャットでやりとりをしているとタイピング能力が上がると技術向上にも繋がります。
職業訓練を定期的に受けやすい
在宅で職業訓練を受けると、通うよりもストレスなく定期的に職業訓練を受けることができます。なぜなら、在宅だと人に会う必要がないですし移動時間の短縮ができ、時間や気持ちに余裕が生まれるからです。
もし就労移行支援事業所に通った場合、人との関りが多くなりますし公共交通機関の時間を気にしなくてはならず無駄なところに神経を使ってしまう可能性があります。
特にコミュニケーションが苦手な人は、在宅になることで一切の神経を使わなくて済むので非常におすすめです。
様々な手間が省けることで、気持ちが安定し体調管理もしやすいので在宅で受ける方が集中して効率よく学ぶことができます。
職業訓練に集中できる
在宅で訓練を受けることにより、いつもと同じ環境で職業訓練に集中することができます。
他人の目がない空間で就労移行支援を受けるので、何も気にしないで自分のことだけに集中することで効率が上がります。
また、将来、在宅で仕事をしたいと考えたときにリモートのやりとりになれておくことで、円滑にリモートでのコミュニケーションが取れるようになるというメリットもあります。
対面でのコミュニケーションとリモートでのコミュニケーションには違いがあるので、IT系の職に就きたいと考えている場合は、在宅での就労移行支援に挑戦してみるおすすめです。
就労移行支援を在宅で受けるデメリット
就労移行支援を在宅で受けると発生するデメリットも存在するので紹介していきます。
ネット環境を整える必要がある
今就労移行支援を在宅で受講する際には、パソコンの画面越しに事業所のスタッフとやりとりをしながら就労移行支援を受ける必要があります。
スマートフォンからでも就労移行支援を受講することは可能ですが、より通信速度の早いもので作業をした方が効率良く職業訓練に集中できます。
また上記でも書きましたが、在宅で就労移行支援を受講する際にはプログラミングなどの職業が多いので、パソコンとWi-Fiは必須アイテムです。
気が抜けてしまう場合がある
住み慣れた環境で就労移行支援を受けるとだらけてしまうこともあります。なぜなら、自宅で受講するとプライベートと訓練との区別が付かなくなるからです。
また、メリハリのない生活になってしまい、余計にだらけてしまいます。メリハリを付けることは非常に重要で、家は休むところ、就労移行支援事業所は勉強をするところというように区別を付けて生活をすることがおすすめです。
外部に出向くプログラムを受講できない
在宅で就労移行支援を受講するとサポート内容に違いが出てきて、事業所にはある職業訓練プログラムを受講できないことがあります。
例えば、事業所のスタッフが同行してハローワークで職業を斡旋することができなくなります。在宅だと職業を直接見つけるチャンスを失ってしまうので、そのことから就職時期が遅くなってします可能性も懸念されます。
また事業所によっては合宿や遠足などのイベントが開催されていますが、在宅で就労移行支援を受けている人は参加することができません。
在宅で就労移行支援を受けるための注意点
在宅で就労移行支援を受講するか迷っている人に、考えてもらいたいことがあります。
- 将来どのように働きたいか
- 在宅でのデメリットを受け入れられるか
- 在宅での職業訓練内容を理解しているか
上記のことを考えずに就労移行支援を在宅で受けると途中でつまずいたり、将来働きたいと考えている職業に就けなかったりする可能性が高くなります。
自分がどのように就労移行支援を受講していきたいのか、将来どのように働きたいかをしっかりと定めてから、在宅で受けるか通いながら受けるのかを決めることをおすすめします。
また、在宅で受講することのできる職業訓練内容が変わってくるので、その辺のことを事業所に確認してから選ぶことで良い選択をすることができます。
まとめ
在宅勤務を目指して、就労移行支援を在宅で受講することはとても良いことです。
しかし、在宅勤務で仕事をするには一定の条件や障害の種類があります。
- 今一級又は二級の視覚障害者
- 一級又は二級の上肢障害者
- 一級から三級までの下肢障害者
- 一級から三級までの体幹障害者
- 一級又は二級の乳幼児期以前の非進行性の脳病変による上肢機能障害者
- 一級から三級までの乳幼児期以前の非進行性の脳病変による移動機能障害者
- 一級から三級までの内部障害者
また月に1回は事務所に通わないといけないという条件があるので、完全在宅勤務というのは難しいのが現状です。
在宅で訓練を受けることだけにこだわるのではなく、事業所に通える状態であるならば通所することも視野に入れた上で事業所選びをしてください。
「就労移行支援の選び方について」詳しく知りたい方は記事で紹介しているので参考にしてみてください。
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