「就労移行支援って意味がないのでは?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
初めての施設利用だと、事業所に通う意味があるのかやっぱり心配ですよね。実際に、当初は同じように不安に思われていた利用者さんは少なくありません。
私が伝えたいのは、就労移行支援は「絶対に意味がある」ということです!でも、「意味がある!」と感じてもらうためには、事業所の選び方など、気を付けるポイントがいくつかあります。
順番に解説していきますね!
大阪エリアで就労移行支援事業所を探されている方へ
大阪府でおすすめの就労移行支援事業所を選ぶなら「ディーキャリア天王寺」がおすすめ。発達障害に特化した事業所で、就職後の定着率は97.2%と圧倒的です。また、就職のためのサポートはもちろん、このようなプライベートにおけるサポートも充実しています。
無料相談も行っているので、気になる方は公式ホームページをご覧ください。
本サイトでは、そのほかの事業所もまとめています。また、公式LINEでは就労移行支援に関する情報もお届けしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
就労移行支援が「意味ない」や「無駄」と言われている理由って?
利用者さんとお話しする中で、実際によく聞く内容は以下の3点が多いです。
- 2年間通ったのに就職できない人がいると聞いた
- カリキュラムの内容が自分にまったく合っていないという話を聞いた
- 通所したのにお金がもらえなくてガッカリしたという話を聞いた
こうした声をネットで見たり周りから聞いたりすると、たしかに「就労移行支援って意味ないんじゃ?」と思われますよね。
なぜそのように感じるのか、それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
2年間通ったのに就職できない人がいると聞いた
就労移行支援事業所に通えるのは原則2年間です。その間に就職することが望ましいのですが、すべての人が就職できている訳ではありません。
「就職できない」という言葉だけ見てみると希望を失ってしまいますが、それにはいくつか理由があります。
例えば
- 通所で休みや遅刻が多い
- 希望業種を絞り過ぎている
- 就職活動に対して消極的
などです。
就労移行支援事業所は、就職をサポートするサービス。通所中も、就労の訓練中と考えておく方が賢明です。
好きなことや得意なことがある方は、できるだけその職種に就きたいと思うでしょう。しかし、それだけに焦点を絞ってしまうと企業も限られてしまいます。
通勤時間や職場環境など考えなければいけないこともあるので、少し視野を広げると就職しやすくなるかもしれませんね。
もっとも大切なのが就職活動に積極的であることです。利用者本人が「働きたい」という意志がない限り、スタッフも無理やり就職させることはできません。
「なんとなく通所してみた」という人は、就職に対しても消極的な場合が多いことから、就労につながらないこともあります。
本人の意向以外にも就職できない可能性はあります。事業所のなかには、就職者数や就職率を提示していないところがあるのも事実です。開示していないところは、サポート面も不安が残りますよね。
なかには悪質な事業所があるのも確かです。就労移行支援事業所は、入所者数に応じて国から助成金がおります。この助成金目当てに開設している事業所もあるので、利用者は見極めが大切です。
→就労移行支援事業所とは?働きたい障害者の就職不安を手助けする場所
カリキュラムの内容が自分に全く合っていないという話を聞いた
いざ通所したはいいものの、カリキュラムが自分に合わずガッカリしたという声を聞くこともあります。
なぜこのような声が上がるのかというと、事業所でのカリキュラムを把握せずに入所している可能性があるんです。
事業所では就職に必要なスキルが学べます。
基本的には
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- コミュニケーション
- 実務実習
です。
どのスキルも企業で働くうえでは大切なもの。しかし基本的なスキルはあるから物足りないと感じている方が多いのも確かです。
しかし事業所選びで気をつけたいのは、事業所によって学べるスキルが変わってくることです。事業所のカリキュラムを確認しないまま入所してしまうと、期待外れと思ってしまうため、事前の見学はとても大切。
プログラミングに特化した事業所や作業系、農業系などそれぞれ特色があります。自分の学びたいスキルがカリキュラムに組み込まれていれば「自分に合わない」ということも少なく済みます。
専門的なカリキュラムが用意されている事業所には、専門のスタッフもいるので安心ですよ。
通所したのにお金がもらえなくてガッカリしたという話を聞いた
就労移行支援事業所のことをよく知らない方が勘違いしがちなのが、通所すると給料が発生するということです。
就労移行支援事業所はいわば学校のようなスタイル。通所して就職に必要なスキルを学ぶ場所です。このサポートは国からの補助で成り立っていることから、給料をもらうことはできません。
同じように学校に通ってスキルを学ぶ場合、授業料や月額料がかかりますよね。その点、就労移行支援事業所では多くの方が無料で学べます。これだけでも十分お得ではないでしょうか?
将来、就職したときにきちんとした給料をもらうための訓練と思えば納得ですよね。
似たようなサービスで職業訓練校があります。こちらは学校に通いながら給付金を受けられる制度です。職業訓練校もあくまでも「給付金」であって給料ではありません。
就労移行支援は意味ないのか?しっかり調べてから選ぶことが大切
就労移行支援事業所が「無駄」だとか「意味ない」と感じるのは、事業者選びも関係してきます。原則2年間しか利用できない事業所なので、何度も事業所を変更するのはもったいないです。
実際に通所してから「雰囲気が違った」「思ったカリキュラムではなかった」と後悔しないためにも、下調べはしっかりしておきましょう。
就労移行支援を無駄だと思う前に知ってほしい、事業所の選び方
ではどのような点に気をつけて事業所を選んだらいいのでしょう。
注目してほしいポイントは
- カリキュラムの内容
- 就職者数や定着率の実績公開
- 事業所やスタッフ、利用者の雰囲気
- 定員に対しても割合
です。
先ほども説明したように、事業所によってカリキュラムの内容は違います。自分に合ったカリキュラムが組まれているか確認が必要です。
また就職者数や定着率などの実績を公開していることも大切なポイント。この数字が明確に出されている事業所は安心して利用できるでしょう。
最後は事業所の雰囲気を知ることも重要です。スタッフや利用者などの雰囲気は実際に見てみないとわかりません。
そのためにも気になる事業所へは積極的に見学に参加してみてください。
最後にどのくらい通所者がいるのかも忘れずにチェックしてみましょう。定員数に対して7割以上の利用者がいれば、利用者の入れ替わりがある可能性が高いのでおすすめです。
反対にあまりにも少ない場合は要注意。人気がない可能性が高く、入所してもすぐに辞めてしまう利用者が多いのかもしれません。常に満員の事業所は人気が高い証拠です。
カリキュラムやスタッフの対応に定評があると考えられますので、細かく空きをチェックしてみるといいかもしれませんね。
就労移行支援事業所はどんな人にとって意味がある?
就労移行支援事業所は、すべての人にとって便利なサービスとは限りません。なかには利用しない方が良い場合もあります。そこで気になるのが、どんな人が利用する意味があるのかですよね。
利用するにあたり、向いているとされているのは
- 中・長期スパンで計画を立てて行動される方
- 自分に合った職を見つけたいと心から思っている方
- 就職に向けて何を準備したら良いか分からない
です。
それぞれについて詳しく説明していきます。
中・長期スパンで計画を立て、行動される方
就労移行支援事業所は、中・長期で就職までの目標を決めながら利用するサービスです。そのため短期で仕事をしたいという方には向いていません。
この中・長期の計画は社会復帰でとても大切なことです。事業所に通所すると生活リズムが安定できるだけでなく、体調管理にも役立ちます。
時間をかけ生活リズムを整えることで、就職後も無理なく働ける身体作りを目指しているのも就労移行支援事業所の特徴。就職経験のない方や、ブランクのある方には大切なスキルです。
通所することも立派な訓練です。スタッフのサポートを頼りに、週5日通所することが無理なくできるようになった方もいるほど。
このように徐々に社会になじむためにも、計画を立てて行動することは決して無駄ではありません。「計画を立てる」という行為も立派なスキルの一つですよ。
自分に合った職を見つけたいと心から思っている方
誰でも自分に合った職に就きたいと思うものです。
まずは自分自身と向き合うことが必要です。自分の障害と向き合い、どのような配慮が必要なのか知り、その条件にあった企業を見つけてみるようにしましょう。
訓練を重ねていくうえで、自分の強みや弱みもわかってきます。自分ではこの職種に就きたいと思っていても、訓練を重ねていくうちに思わぬ特技を発揮できることもあります。
利用するにあたりガチガチに職種を絞らず「自分にはどんな職が合っているのだろう」と可能性を期待しながら通所してみるといいかもしれませんね。
先ほどの「週5日の通所も無理なくできるようになった」と同じように、訓練によって新たな成長や発見ができるのも就労移行支援事業所のいいところ。
自分が気付かなかった才能を見つけられるかもしれないですよ。
就職に向けて何を準備したら良いか分からない方
今まで就職活動がうまくいってなかった方や就職に不安のある方は、就労移行支援事業所を利用するとその不安が解消される可能性があります。
とくに前職を退職してから時間が経っていて、ブランクがあるような人にとってはより大きな不安を感じることだと思います。
今しかし就労移行支援事業所では、就職するまでに企業で必要なスキルを順番に学べるので、長期間のブランクがあって一般的には就職が難しいとされる人でも有効的に活用できます。
訓練は一人ではなく他の利用者と一緒に行うものが多いです。そこで身に付くのが、一定の協調性やコミュニケーション能力です。
企業で働く場合一人で仕事をするという場面は少ないため、このような訓練は自然と身に付き就職にも役立ちます。グループワークをしたりディスカッションをしたり、意見を出し合う訓練が組まれている事業所もあるほどです。
ほかにも基本的なパソコン訓練から履歴書の作成、面接対策などサポート面も充実しています。自分一人では対処できないことも、スタッフの指導のもと、何度も訓練を受けられるのでカリキュラムに合わせて進めていけば問題ありません。
いちばん不安なのが、就職後だと思います。自分で動いた場合、就職後のサポートを受ける機会は少ないです。しかし就労移行支援事業所を利用すれば、就職後もしっかりサポート。
今今までお世話になったスタッフへ相談するので、気持ちも楽ですよね。通所中も、何をどうしたらいいのか不安なときは、どんどん相談してみましょう。
通い始めはハードルを下げて毎日の行動を一つひとつ振り返ってみるのもおすすめです。振り返ってみると意外とできることがたくさんあるはず。
自分なりにリストアップしてみると、就職に向けて積極性も生まれてきます。就職するにあたり優先順位を見直してみると、自分がするべき行動も見えてくるかもしれないですよ。
まとめ:まずは実際に足を運んで、話を聞いてみることが大切
就労移行支援事業所への通所が無駄だと感じるか、意味ないと感じるかも実際に体験してみないとわかりません。
多くの事業所では見学や体験通所を行っています。体験通所は1日のところもあれば、5日間みっちり体験できるところとさまざまです。
見学や体験通所のいいところは、実際の雰囲気を肌で感じられること。自分がほかの利用者と一緒になって訓練を受けていれば、気になる点も見えてきます。またスタッフや利用者の行動から、自分に合った事業所かどうかもわかるのでおすすめです。
→【最新情報】ディーキャリアの評判・口コミまとめ【発達障害特化】
「就労移行支援の見学について」詳しく知りたい方は記事で紹介しているので参考にしてみてください。
大阪エリアで就労移行支援事業所を探されている方へ
大阪エリアで事業所を探していてる方に向けて、大阪府でおすすめの就労移行支援事業所を分かりやすくまとめています!こちらも合わせて読んで、自分にピッタリの事業所を探してみてください。
例えば、当サイトがおすすめする「ディーキャリア天王寺」は発達障害に特化した事業所で、就職後の定着率は97.2%と圧倒的です。また、就職のためのサポートはもちろん、このようなプライベートにおけるサポートも充実しています。
無料相談も行っているので、気になる方は公式ホームページをご覧ください。
こんにちは!大阪の就労移行支援事業所で約5年間働いたナカムラです!今回は、大阪にあるおすすめの事業所を紹介します! 就労移行支援を利用して就職を目指す場合、どの事業所を選ぶかがとても大切です。大阪には300件を超える事業 […]
記事を読む